ECサイトを制作する方法には、担当者自ら制作する方法と制作会社に外注する方法があります。どちらも費用がかかりますが、特に外注の場合はコストを把握するために相場料金を知っておくことが大切です。
本記事では、Shopifyサイト制作を外注する場合の相場料金をご紹介します。自作する場合のShopifyサイトの利用料金も解説するため、比較しながら依頼前に外注コストを確認しましょう。
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自社でShopifyのサイトを制作・構築するのは難しいのか?
結論からいうと、難しくはありません。
なぜならばShopifyのECサイトを運営するのに欠かせない基本的な機能が沢山備わっており、テンプレートを活用すれば専門的な知識がなくてもサイトの構築が可能だからです。
手順さえ理解できれば、構築そのものも難しくありません。
しかし、テンプレートを使用してサイトを制作しても、自分が思い描くサイトができず悩む方もいるのも事実です。
そのような時には専門知識を使用して制作・構築をしますが、初めての方だと調べながら進めるため、とても時間がかかります。
他と差別化を図りたいサイトを制作したい、より複雑な構築をしたいという方は、制作・構築業者に依頼することをおすすめします。
Shopifyのサイト制作・構築を外注する5つのメリット
Shopifyのサイトを構築するとき、業務を外注したいと考える企業も少なくありません。しかし、外注する際は費用がかかるので外注すべきか悩む方も多いようです。
Shopifyサイトを外注するメリットには、次のようなものがあります。
- サイト構築の負担を軽減する
- 運用を踏まえた提案をしてくれる
- 品質の高いECサイトを作れる
- 人事採用や育成をする必要がない
- 他の業務に集中できる
それぞれの項目を確認していきましょう。
メリット① サイト構築の負担を軽減する
通常ECサイトを構築する場合、多くの時間がかかります。しかし、ECサイトの構築を外注すればイメージを伝えるだけで短期間で完成します。早ければ、1ヶ月で完成することもあります。
ときには、早急にECサイトを構築しなければいけないこともあるはずです。スピード重視でECサイトを完成したい場合に外注がおすすめです。
メリット② 運用を踏まえた提案をしてくれる
ECサイトは、構築して終わりではなく、今後運用しなければいけません。しかし、初めてECサイトを構築する方は運用面まで考えずに構築してしまうこともあります。これでは、ECサイトを運用する中で不便を感じることもあるはずです。
外注であれば運用面まで考えてECサイトを構築できるため、その後の運用がしやすくなるでしょう。
メリット③ 品質の高いECサイトを作れる
実績の高い業者を選べば、ECサイトの構築における専門的な知識やノウハウがあります。そのため、プロの視点でどのようなデザインにするか、機能を追加するかを考えてECサイトを構築してくれます。
ECサイトのデザインや設計に対して高い品質を求めるのであれば、外注してプロに任せるのがいいかもしれません。
メリット④ 人事採用や育成をする必要がない
ECサイトの構築を外注すれば、社内で人事採用や育成をする必要がありません。特に人事採用となると多額の費用や時間がかかるので、会社の負担が大きくなりがちです。
外注すれば知識やノウハウが豊富なプロに任せられるので、人事採用や育成に時間をかける必要はありません。また、ECサイトの構築における工数を大幅に削減できるので、業務効率化も実現できます。
メリット⑤ 他の業務に集中できる
ECサイトを構築するまでは多くの工数が必要なるため、完成までに時間がかかります。さらにネットショップを始めるには、ECサイトの構築以外にも在庫管理やCS対応、受発注などさまざまな業務が発生するため、並行して進めなければいけません。
ただし、ECサイトの構築には時間がかかるので、他の業務に手が回らないことも少なくありません。最終的に当初の予定が大幅に遅れてしまい、ネットショップを始めるまでに時間がかかってしまうことも多いです。
このような場合は、ECサイトの構築を外注すれば他の業務に時間を割くことができます。
Shopifyのサイト制作・構築を外注する3つのデメリット
ECサイトの構築を外注するメリットは数多くあります。ただ一方で、外注する前に考慮すべきデメリットがあるのも事実です。
Shopifyサイトを外注するデメリットには、次のようなものがあります。
- 構築する上でコストがかかる
- 予定通りに進まない場合がある
- 早急な対応が難しくなる
それぞれの項目を確認していきましょう。
デメリット① 構築する上でコストがかかる
Shopifyサイトを構築するにあたり、外部に依頼するとコストがかかります。また、最短でECサイトを構築したりオプションを付けたりする場合は、さらにコストがかかることも多いです。
Shopifyサイトの構築で外注するときは、あらかじめ予算を決めて収まるように注意しなければいけません。
デメリット② 予定通りに進まない場合がある
Shopifyサイトの構築で外注する場合、予定通りに進まない可能性があります。例えば、外注するときは、サイトに挿入するバナーや写真など依頼者が用意しなければいけない素材もあります。
事前に用意でいていれば作業をスムーズに進められますが、初めての方は用意できていないことも多いです。想定していた予定よりもスケジュールに遅れが出る場合があるのです。
デメリット③ 早急な対応が難しくなる
Shopifyサイトを構築したあと、突発的なトラブルが起こることがあります。このような場合、外注先に対応してもらわなければいけません。
土日であれば、早急な対応が難しくなることも多いです。早急な対応が難しくなることを踏まえて、Shopifyサイトの構築を外注するか決める必要があります。
Shopifyの利用料金
まずShopifyの利用料金から見ていきましょう。Shopifyの利用料金は使える機能の違いで3つのプランがあります。
プランそれぞれにShopifyペイメントというオンラインクレジットカード決済が付き、決済手数料が異なります。利用料金・決済手数料は下記の表にまとめています。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
利用料金 | 月額33USドル | 月額92USドル | 月額399USドル |
決済手数料 (日本のオンライン クレジットカード料金) | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
決済手数料 (海外/AMEXのオンライン クレジットカード) | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
プランが上がるほど利用料金が高くなりますが、決済手数料は低くなっています。3つのプランに共通して、初期費用はかからないため、月額料金と決済手数料のみで運用可能です。
また契約方法によっては、割引サービスがあります。利用料金を先払いする場合、1年契約で10%、2年契約で20%割引されます。Shopifyサイトを継続して利用するなら、割引を活用してお得にサイト制作を行いましょう。
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Shopify制作・構築の外注・構築費用相場
次にShopifyサイト制作の外注相場をご紹介します。Shopifyサイトを外注している制作会社の多くは、初期導入サポートと月額利用料金、オプション料金といった料金体系です。外注相場は、数万円から数百万円以上と幅広くなっています。
例として、株式会社アーキタイプが提供するEC Capsuleでは、以下のような料金で外注サービスを提供しています。
初期導入サポート | 30万円 |
プラン別の月額運用サポート | ベーシック:4.980円 ノーマル:12,800円 アドバンス:39,800円 |
ただし、Shopifyはその拡張性が高いため、より充実したShopifyサイトを目指して外注する場合、数百万円以上のShopify 構築費用がかかることもあります。
下記は、主な目安です。
小規模ECサイト(10〜100商品程度)の場合
小規模なECサイトの構築には、数万円から数十万円程度の費用がかかることが一般的です。これには、基本的なショッピングカート機能、商品管理、顧客管理、注文処理、基本的なデザインなどが含まれます。
中規模ECサイト(100〜1,000商品程度)の場合
中規模なECサイトでは、数十万円から数百万円程度の費用がかかることが一般的です。これには、より高度な機能要件やデザイン要件、カスタマイズ、外部システムとの連携、決済ゲートウェイの導入などが含まれます。
大規模ECサイト(1,000商品以上)や複雑なECプラットフォームの場合
大規模なECサイトや複雑なECプラットフォームの構築には、数百万円以上の費用がかかることがあります。これには、高度なカスタマイズや開発作業、複数の外部システムとの連携、セキュリティ対策、高負荷への対応などが含まれます。
Shopifyサイト制作の外注相場は、プロジェクトの複雑さ、カスタマイズの度合い、追加機能の有無によって大きく変動します。予算と要件に合わせて、信頼性の高い外注パートナーを選定し、成功を収めるために重要です。
外注費用はShopify 構築費用に直結し、投資対効果に影響します。計画的な外注プロセスにより、顧客に価値あるサービスを提供することが可能になります。
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Shopifyのサイト制作・構築の外注はクラウドソーシングを利用する方法も
Shopifyサイトの外注は、ECサイト制作会社以外に、クラウドソーシングを利用する方法もあります。クラウドソーシングは外注の一種で、クラウドソーシングサイトを利用して、スキルを持った個人に外注することができます。
制作会社に比べて、数万円から数十万円など費用が安い場合が多く、低コストでShopifyサイトを外注可能です。注意点として、出品者とはネット上のやりとりになるため、求めるShopifyサイトをつくってもらえるか、納期を守れるかなど、出品者の見極めが必要になります。
Shopifyのサイト制作・構築を外注する際の3つのポイント
外注先の選び方や依頼方法を間違えると、あとで問題になることも多いです。
Shopifyサイトを外注する際のポイントには、次のようなものがあります。
- 開発実績を確認して選ぶ
- 予算や納期を明確に伝える
- 作りたいイメージ像を明確にする
それぞれの項目を確認していきましょう。
ポイント① 開発実績を確認して選ぶ
Shopifyサイトを外注したとき、さまざまな依頼先があります。しかし、なかには悪徳業者がいるので依頼先はしっかり選ぶことが大切です。
そこで押さえておきたいポイントは、開発実績です。あまり開発実績がない業者の場合、慣れていない可能性があるので依頼後に問題が起こる可能性もあります。必ず開発実績を確認して選びましょう。
ポイント② 予算や納期を明確に伝える
優良な業績を選んだら、予算や納期を明確に伝えることが大切です。なぜなら、予算が納期が曖昧だと依頼側も具体的な提案ができないからです。
また、相手にすべてを任せ過ぎると、先方で勝手にオプションを付けられてしまい、最終的に支払いが高額になる場合もあります。
コストを最小限に抑えたい場合は、事前に予算や納期を決めて依頼先に伝えておきましょう。また、納期に関しても締め切りを明確にしないと、大幅に遅れてしまう可能性もあります。ECサイトの構築を外注先に依頼する時点で、納期のことも伝えておきましょう。
ポイント③ 作りたいイメージ像を明確にする
Shopifyサイトを外注するときは、どのようなサイトを作りたいのかを明確にしておきましょう。デザインをすべて業者に委ねてしまうと、あとで「思っていたのと違った」などといった問題が起こる可能性があります。
デザインは、サイトに訪れたユーザーに与える印象を大きく左右するものです。気に入らないデザインに仕上がった場合は、やり直さなければいけないこともあります。これでは余計に費用がかかってしまうことも多いです。
ECサイトにおけるデザインのイメージが思い付かないときは、最低限必要な要望をまとめておくのがいいでしょう。
まとめ:Shopify制作・構築の外注・構築費用相場や外注のメリット・デメリットを紹介!
Shopifyサイト制作の外注相場は、数十万円から数百万円と幅が広いです。Shopifyサイト自作に比べ、初期費用やオプション料金がかかるため、費用が高くなります。
外注方法には、クラウドソーシングを使う方法もあり、出品者を見極める必要があるものの、低コストでの外注も可能です。依頼前に費用を確認し、予算に合った外注を行いましょう。
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