国際税および付加価値税法についてEC運用担当者が知っておくべきことまとめ | Shopifyを活用した越境・国内ECサイトの制作・運用など役立つ情報をお届け|Shopify WORKS

2020.6.15

国際税および付加価値税法についてEC運用担当者が知っておくべきことまとめ

今回は、越境ECサイトを運営するにあたり、避けてとおれない「関税」と「付加価値税」の国際税について、ご紹介していきます。

越境ECサイトは国際税の表記をすること

海外に向けて商品を販売するとき、お客さんの購入代金の総額は、基本的に以下の合計額となります。

  • 商品代金
  • 送料
  • 関税
  • 付加価値税(消費税)

商品販売ページでは国内外を問わず、送料に関する表記をおこなうわけですが、越境ECサイトではそれと同じように「関税」や「付加価値税」などの国際税も記載しておくことが大切です。

関税で押さえておきたいポイント

関税(Customs Duty)は国境を通過する際に課せられる税で、国によって税率や品目などさまざまな違いがあります。

  • 国ごとに税率が違う
  • 国ごとに対象品目が違う
  • 国ごとに法改正のタイミングが違う
  • 国際協定などで関税が撤廃されるケースがある

越境ECサイトで販売を検討している国においては、上記のようにさまざまな角度から関税を調べておく必要があります。

また、一定周期で関税の内容に変化がないかどうかを確認する作業も欠かせません。

世界各国と日本の関税の調べ方

世界各国の関税の調べ方はそれぞれの国の関税を取り扱う行政機関、日本の関税は税関ホームページで調べることができます。

世界各国の関税: 国名+Customs Duty あるいは customs tariff で検索

日本の関税 税関ホームページ 

海外の場合はWebで検索しても見つけにくいことがあると思いますが、その場合は日本大使館など何かしらの公的機関に問い合わせると、大抵の場合は関税機関を教えてくれます。

付加価値税で押さえておきたいポイント

付加価値税(Value Added Tax)は略してVATと呼ばれ、簡単に説明すると各国の消費税です。

こちらも関税とおなじく、国によって税率や品目などが違うため、事前にしっかり調べておくことが大切です。ちなみに日本の消費税も、国際税として見ると付加価値税に分類されます。

世界各国と日本の付加価値税の調べ方

世界の付加価値税は各国の付加価値税を取り扱う行政機関(日本の場合は財務省)で調べることができます。

世界各国: 国名+VAT などで検索

日本 財務省ホームページ

付加価値税は国によって名称が異なります。

アメリカの場合は Sales Tax という名称で、「州の売上税率」+「地方自治体の売上税率」の合計値 が適用されており、政府による一律の付加価値税はありません。

国際税の表記をしないとトラブルが多発する

越境ECサイトで関税や付加価値税などの国際税の表記をしなければ、返品やクレームといったトラブルが多発しやすくなります。

  • クレームの問い合わせ
  • 返品希望
  • 受取拒否
  • 国際税の支払い拒否

商品を購入する段階で、関税や付加価値税などの請求が発生することをお客さんが知っているかどうかがポイントであり、知らずに購入した場合にクレームが増えるのは当然です。

越境ECサイトの運営担当として、国際税の情報を把握して、適切に伝える努力は怠らないようにしましょう。

手間がかかったとしても、最初にしっかりと情報をまとめて表記することが、サイト運営の効率化にもつながります。

Shopifyは関税も付加価値税も簡単に編集可能

関税や付加価値税について、各国の情報を把握するのはとても大変で、膨大な時間を要します。

しかし、情報さえ把握してしまえば、それを越境ECサイトで編集するのはそれほど難しい作業ではありません。

例として、Shopifyで国際税を編集する方法を見てみましょう。

関税の編集方法

Shopifyは、管理画面から配送元の国や地域とHSコード(国際条約の品目コード)を追加できます。

ステップ1
管理画面から「商品」→「すべての商品」を選択し、編集する商品をクリック

 

ステップ2
配送元の国または地域とHSコードを追加して、保存

この編集をおこなうことで、ユーザーはチェックアウト時に関税の見積もりを把握できるようになります。

付加価値税の編集方法

Shopifyは付加価値税を「有効」・「無効」などの詳細編集が可能なほか、EUの場合なら自動的に付加価値税を割り当てることもできます。

ステップ1
商品を開く

 

ステップ2
価格セクションで「商品価格に税を適用する」のチェックを外す

 

ステップ3
配送セクションで「物理的な商品」のチェックを外す

 

ステップ4
保存する

たとえば、デジタル商品を免税にしたいときは上記の手順で編集すれば完了、さらに複数の商品を一括編集することもできます。

付加価値税に関するほかの編集もおなじような手順で編集できるため、国際税の編集はとても簡単です。

まとめ

越境ECサイトをトラブルなく運営するために、まず関税と付加価値税を徹底的に調べましょう。

国や品目などによって税の内容が異なるので一律で把握できないのが厄介ですが、国境をまたぐのであれば、いつかはやらなければならない重要な作業です。

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